平成27年度5月から6月

　入園から1ヶ月たった5月1日は、3歳児も初めて園の行事に参加したこどもの日の集会がありました。青空の下、元気な歌声が響いたり、リズム遊びをしたり、各年齢で作ったこいのぼりやかぶとを見せ合ったりしました。3歳児はこいのぼりの体に好きなシールをぺたぺたと貼り、4歳児は親子で新聞紙を追ってかぶとを作りました。5歳児も親子で、こいのぼりを作りました。
　子どもたちみんなが、これからも元気に育つように願いをこめ、3歳児はこいのぼりめがけてかけっこしたり、4・5歳児は異年齢でペアになりこいのぼりゲームをして楽しく過ごしました。

　毎年、5月・6月頃には内科・歯科健診があります。子どもたちの健康状態を把握するだけでなく、子ども自身、自分の体に関心がもてる良い機会と捉え、事前に体のしくみの絵本を見たりして子どもたちも感心が持てるようにしています。
　5月21日は内科健診で園医の山田先生が来園。3歳児は「もしもししてもいいですか？」（聴診器をあてること）と言われ、うなずく子やきょとんとした子もいました。4・5歳児ともなると自分から『お願いします』といって見ていただきました。
　5月28日は歯科健診で園医の加藤先生が来園。「虫歯はないかなとみてもらうよ」というと口を大きく開ける4・5歳児。3歳児は、ちょっぴり不安顔でしたが、先生にしがみつきながらもがんばりました。

　5月終わりから6月はじめには、「親子ふれあい給食」を行いました。3歳児は、5月から始まった給食にも少しずつ慣れてきたところです。この日は、お母さんと一緒で、いつもは座って一人で食べている4歳児もお母さんに食べさせてもらったりして甘える姿も見られました。
　給食の後は、栄養士さんからその日の献立についての話や食に関するお母さんからの悩みや質問にも答えてくれました。1日3度の食事のうち幼稚園では1回ですが、食事のマナーや食に対する関心を持ち、食の大切さを今後も知らせていきたいと思います。

　PTA役員のお母さん方による交通安全教室を「りすクラブ」と呼んでいます。年間5回あり、5月は『飛び出し』・6月は『雨の日の歩き方』というテーマで横断歩道の渡り方や傘をさしての歩き方、レインコートを着ての歩き方を学びました。
　会の初めには3本指の約束（1．ぼくわたし2．かならず3．とまります　右を見て、左を見て、もう1度、右を見て手を高く上げて渡ります）を確認しています。りすクラブが発足して、今年で39年目になりますが、今まで大きな事故もなく過ごせるのはこうしたお母さん方の活動のおかげです。今後も、家庭と幼稚園が協力して、子どもたちの安全を守っていきたいと思います。

6月9日・10日は、西枇杷島中学校3年生の生徒さんたちが、体験学習ということで幼稚園に遊びに来てくれました。お兄ちゃん、お姉ちゃんが絵本や紙芝居を読み聞かせてくれたり、一緒にボール運びゲームや鬼ごっこなどをして遊びました。園児たちは、帰り際には「もっと遊びたい」「まだ、帰っちゃだめ」という子や「バイバイ、また来てね」と名残惜しんでいました。

　6月15日（月曜日）青組、19日（金曜日）緑組がそれぞれ、出かけました。今年度より、幼稚園の近くにある『福祉の里・遊楽苑西枇杷島｣の皆さんと交流をはじめました。
　交流の目的は、幼稚園周辺の地域に関心を持つことと、お年寄りと交流し、触れ合う中で、尊敬やいたわりの心を育てることです。第1回目の交流では、自己紹介をし、自分の名前や好きな食べ物を言い、おじいちゃん・おばあちゃんも一人ずつ園児と同じように自己紹介し、中には、「あっ、僕と同じものが好きだって」「私もおばあちゃんと一緒だった」などといいながら、和やかな雰囲気となりました。そして、子どもたちがいつも幼稚園で歌っているかたつむりやたなばたさまの歌を歌うと一緒に口ずさんでくれる方や中には、子どもたちの歌声に涙ぐむ方もみえ胸がジーンと熱くなってきました。今後も、交流を交流を深めていきたいと思います。

　西枇杷島警察署の依頼で、5歳児緑組さんが郵便局で啓発活動に参加しました。年金詐欺や交通事故防止のお手紙を配りました。おじいちゃん、おばあちゃんも小さな子どたちからもらうことで、意識していただけるとありがたいです。皆さんも気をつけてくださいね。