市内における土壌汚染について(清洲地区)
更新日:2025年3月21日
市内における土壌汚染について
このたび、清須市が市内の道路用地において土壌汚染状況調査を実施したところ、下表のとおり環境基準を超過する項目が検出されました。
なお、汚染が判明した場所は、コンクリート舗装、アスファルト舗装又は不透水性シートで覆われており、汚染土壌の飛散や雨水等による汚染の拡散のおそれはありません。
汚染が判明した土地の所在地
報告地点 清須市西市場五丁目5番20の一部 (令和7年3月21日報告)
特定有害物質名 |
測定結果最大値 | 土壌溶出量基準 | 基準超過土壌検出深度 | 超過区画数 /調査区画数 注2 |
---|---|---|---|---|
鉛及びその化合物 | 0.014mg/L |
0.01mg/L以下 |
0から0.5m |
1/14 |
砒素及びその化合物 |
0.061mg/L |
0.01mg/L以下 |
0から0.5m |
3/14 |
ふっ素及びその化合物 |
1.1mg/L |
0.8mg/L以下 |
0から0.5m |
1/14 |
注1:( )内は土壌溶出量基準に対する倍率を示す。
注2:調査対象地を10メートル格子で分割した区画数。
・土壌含有量
全ての調査地点で法に規定する土壌含有量基準に適合しました。
・地下水
全ての調査地点で法に規定する地下水基準に適合しました。
基準を超過した特定有害物質について
鉛及びその化合物
化合物によって毒性は異なりますが、高濃度の鉛による中毒の症状としては、食欲不振、貧血、尿量減少、腕や足の筋肉の虚弱などがあります。体内に取り込まれた鉛は血中などに分布したあと、90%以上が骨に沈着します。主に尿に含まれて排泄されますが、体内の濃度が半分になるには約5年かかり、長く体内に残ります。
(参考:水・大気環境局「土壌汚染に関するリスクコミュニケーションガイドライン」)
砒素及びその化合物
急性の中毒症状としては、めまい、頭痛、四肢の脱力、全身疼痛、麻痺、呼吸困難、角化や色素沈着などの皮膚への影響、下痢を伴う胃腸障害、腎障害、末梢神経障害が報告されており、砒素化合物の致死量は体重1kgあたり砒素として1.5から500mgと考えられています。
慢性の中毒症状としては、砒素に汚染された井戸水を飲んだことによって、皮膚の角質化や色素沈着、末梢性神経症、皮膚がん、末梢循環器不全などが報告されています。
(参考:環境省水・大気環境局「土壌汚染に関するリスクコミュニケーションガイドライン」)
ふっ素及び化合物
ふっ素を継続的に飲み水によって体内に取り込むと、0.9から1.2mg/Lの濃度で12から46%の人に軽度の班状歯が発生することが報告されており、最近のいくつかの研究では1.4mg/L以上で、骨へのふっ素沈着の発生率や骨折リスクが増加するとされています。
なお、厚生労働省では、過剰摂取による健康被害の防止の観点から、栄養補助食品として用いるふっ素の上限摂取量を1日4mg以下としています。
(参考:環境省水・大気環境局「土壌汚染に関するリスクコミュニケーションガイドライン」)
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水大気環境課 水・土壌規制グループ
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