市内における土壌汚染について
更新日:2022年6月22日
市内における土壌汚染について
このたび、愛知県から清須市における土壌汚染等調査の報告があり、下表のとおり環境基準を超過する項目が検出されました。
なお、汚染が判明した場所は、コンクリート舗装等で覆われており、汚染土壌の飛散や雨水等による汚染の拡散のおそれはありません。
また、地下水基準超過が確認されていますが、地下水の下流側にある敷地内井戸では地下水基準に適合しており、敷地外への地下水汚染の拡散のおそれはありません。
報告地点 清須市西枇杷島町一反五畝割ほか (令和4年6月22日報告)
特定有害物質名 |
測定結果最大値 | 土壌溶出量基準 | 基準超過土壌検出深度 | 超過区画数 /調査区画数 注2 |
---|---|---|---|---|
カドミウム及びその化合物 | 0.021mg/L (7.0倍)注1 |
0.003mg/L以下 |
0から0.5m 0.6から1.15m |
2/271 |
シアン化合物 |
0.3mg/L | 検出されないこと |
0から0.5m | 2/271 |
鉛及びその化合物 |
0.21mg/L (21.0倍)注1 |
0.01mg/L以下 |
0から1.35m |
44/271 |
注1:( )内は土壌溶出量基準に対する倍率を示す。
注2:調査対象地を10メートル格子で分割した区画数。
特定有害物質名 |
測定結果最大値 | 土壌含有量基準 | 基準超過土壌検出深度 | 超過区画数 /調査区画数 注2 |
---|---|---|---|---|
カドミウム及びその化合物 | 59mg/kg |
45mg/kg以下 |
0から0.5m |
2/271 |
鉛及びその化合物 |
1,900mg/kg |
150mg/kg以下 |
0から1.35m | 23/271 |
注1:( )内は土壌含有量基準に対する倍率を示す。
注2:調査対象地を10メートル格子で分割した区画数。
特定有害物質名 |
測定結果最大値 | 地下水基準 | 超過地点数 /調査地点数 |
---|---|---|---|
クロロエチレン |
0.0025mg/L |
0.002mg/L以下 |
2/12 |
注:( )内は地下水基準に対する倍率を示す。
カドミウム及びその化合物
眼や気道を刺激し、ヒューム(粉じん)を吸入すると、肺気腫を起こすことがあります。精錬工場などにおいて2年から数年間酸化カドミウムのヒュームを吸入した労働者が、肺気腫、腎障害、蛋白尿を3大症状とする慢性中毒症を発症した例があります。また、長期、微量での経口曝露による特殊な結果として、イタイイタイ病があります。
シアン化合物
無機シアン化合物は、非常に強い毒性をもっています。これはシアン化合物が呼吸酸素の鉄や銅と結合することによって、組織呼吸(内呼吸とも言われ、血液で運ばれた酸素が各組織に取り込まれ、そこで生じた二酸化炭素を取り去る過程)を抑制するためです。高濃度のシアン化合物を取り込んだ場合は短時間で死に至ります。また、低濃度のシアン化合物を取り込み続けると、頭痛、めまいなどを起こすとの報告があります。
鉛及びその化合物
化合物によって毒性は異なりますが、高濃度の鉛による中毒の症状としては、食欲不振、貧血、尿量減少、腕や足の筋肉の虚弱などがあります。体内に取り込まれた鉛は血中などに分布したあと、90%以上が骨に沈着します。主に尿に含まれて排泄されますが、体内の濃度が半分になるには約5年かかり、長く体内に残ります。
クロロエチレン
労働者を対象とした疫学調査や症例報告の多くで、クロロエチレンが肝臓の血管肉腫の発生を増加させたと報告されています。発がん性については、国際がん研究機関(IARC)はクロロエチレンをグループ1(人に対して発がん性がある)に分類しています。
(参考:環境省水・大気環境局「土壌汚染に関するリスクコミュニケーションガイドライン」)
愛知県資料
問合わせ先
愛知県尾張県民事務所
環境保全課 環境保全第一グループ
ダイヤルイン 052-961-7254
愛知県環境局環境政策部
水大気環境課 水・土壌規制グループ
ダイヤルイン 052-954-6225
お問い合わせ
市民環境部 生活環境課
清須市役所北館2階 (〒452-8569 清須市須ケ口1238番地)
電話番号:052-400-2911(代表)
ファクシミリ:052-400-2963