カラス対策
更新日:2017年12月19日
カラスってどんな鳥?
私たちが普段「カラス」と呼ぶのは、「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」の2種類を指します。どちらも大変賢くて用心深い鳥です。雑食性で、人が食べるものは何でも食べます。植物・果実・昆虫・小動物から動物の死体まで何でも食べます。
4~6月になれば、大きな木の横木に巣を作って3~4羽のヒナを育てます。秋から冬にかけては、郊外の林や藪に集団でねぐらを作ります。
いわば自然界の掃除屋でもあり、人間のそばでたくましく生きている鳥といえます。
カラスQ&A
Q1 ゴミを荒らされて困っています
A1
カラスはエサを求めてゴミ集積所に集まります。そこで次のような対策を再確認してはどうでしょうか。
(1)エサとなる生ゴミをできるだけ減らす。
(2)カラスは視覚が発達しているので、生ゴミは水気を切り、紙類でしっかり包んでカラスに見えないように出す。
(3)収集日や排出時間をしっかり守る。
Q2 威嚇され、攻撃されましたが
A2
カラスは警戒心が非常に高く、賢い生き物です。むやみに攻撃してくることはありませんし、自分たちが安全と思う距離よりも近づこうとはしないのです。
但し、子育ての時期(3~7月)になると、巣をつくり、卵を産んでヒナを育てます。巣を守ろうとして、巣に近づくものに対して威嚇したり攻撃することがあります。そこで次のような方法で対処してください。
(1)巣に近づかないようにしましょう。
(2)後ろから頭を狙ってきますので、帽子を被ったり、傘をさしましょう。
(3)卵を産まないうちに、巣を撤去することはできますが、巣のある場所が自分の土地でないのなら、管理者に相談しましょう。
※卵のある巣を撤去する場合には、許可が必要になります。
Q3 カラスを捕まえたいのですが
A3
カラスに限らず、全ての野生鳥獣は、鳥獣保護管理法により、許可なく捕獲したり処分したりすることは禁じられています。ただし、巣の撤去と同時に、ヒナや卵を処分する場合や、農作物などに被害は発生した場合で、追い払いや防除対策などをしても被害が軽減しない場合は、有害鳥獣捕獲の許可を受けて捕獲することができます。専門的な技術を要する場合があるので、狩猟免許所持者に依頼して行うことが原則です。
許可を受けて駆除したとしても、一時的に数が少なくなるだけです。カラスの行動範囲は10キロメートル程度あり、カラスのいなくなった地域ができれば、別の地域からカラスは飛来しますので、根本的な解決にはならないです。
Q4 カラスのフン害は
A4
電線・電話線を止まり木代わりにして集まってくるカラスについては、各事業所の協力により、追い払う目的で電線カバーを取付けしていただいています。
駆除の目的のために、住宅密集地で銃を使用することは禁止されており、また捕獲おりの設置も場所が限られるため、直接的に駆除することは困難です。仮に一時的に追い払うことができても、周囲に移ってしまうだけで対策の限界があります。
「カラスのフン害」は、どこの市町村も苦慮しているところであり、相互に情報交換したりしていますが、未だ良い対策がないことをご理解いただきたいと思います。
カラス対策の根本は「食べ物」です。
人間の生活圏には、自然界に存在する以上に食べ物があふれ、カラスにとっては魅力的で、生きていくための要素が十分揃っています。その上、生活範囲が重なるため、トラブルが発生します。
まずは、エサとなる生ゴミなどの「食べ物」を減らしていきましょう。
食べ物はゴミだけではありません。むやみに野良猫や野鳥へエサを与えると、それをカラスが奪ってしまうことがあります。
「餌付け」もやめましょう。
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