令和4年度施政方針

　令和4年3月清須市議会定例会の開会に臨み、来る令和4年度の市政運営につきまして、私の基本的な考え方である施政方針を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたく存じます。
　新型コロナウイルス感染症が清須市で初めて確認されてから2年経ちました。この間、新型コロナウイルスに罹患された方々並びにお亡くなりになられた方々に、心からお見舞いとお悔やみを申し上げます。
　そして、感染症対策に日夜取り組んでいただいております医療機関の皆様、エッセンシャルワーカーの皆様はじめ関係の皆様方に深く感謝申し上げます。また、長引くコロナ禍におきまして、市民の皆様方には、さまざまな制約のある生活、感染予防対策などにご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
　新型コロナウイルスの感染状況は、現在も拡大と小康の局面を繰り返しており、依然として収束が見えない状況であります。しかしながら3回目のワクチン接種を推進するとともに、11歳以下の子どもへのワクチン接種が円滑に実施できるように努めるなど、国や県、医療機関と連携し、引き続き感染拡大の防止に全力で取組んでまいります。
　さて、コロナ禍の昨年8月、市民の皆様からご信任を賜り、引き続き2期目の市政の舵取りをまかせていただきました。改めて身の引き締まる思いと職責の重大さを感じております。
　このうえは、社会情勢の変化や多様化する市民の皆様のニーズに柔軟に対応しながら、第2次総合計画に掲げる「水と歴史に織りなされた 安心・快適で元気な都市」の実現に向けて、スピード感を持って、かつ、着実に実行し、本市の発展に全力を傾注する覚悟でございます。
　本市の財政状況は、市税収入につきましては、持ち直しの動きがみられるものの、コロナ禍前の水準までは回復しておりません。また、高齢化の進展等よる社会保障関係費の自然増が見込まれることに加え、大規模な施策事業の推進、公共施設の計画的な維持管理、脱炭素化に向けた対策など様々な行政課題にも対応していく必要があり厳しい財政運営が予想されます。
　そのような中、令和4年度の予算編成に当たりましては、限られた財源を真に必要な分野に重点的かつ効率的に配分することを基本に、持続可能な社会を構築し、市民生活をより豊かにするとともに、「暮らしのため」に、「子どもたちのため」に、「清須の未来のため」に、継続と進化、力強い清須の実現に向け、未来への投資を加速する、こうした思いをもって予算を編成いたしました。