給水方式 直結給水方式と貯水槽水道方式(受水槽方式)
更新日:2024年12月13日
給水の方式には直結給水方式と貯水槽水道方式(受水槽方式)があり、清須市水道事業の給水区域内においては次の区分により給水装置工事を選択してください。
給水方式
直結給水方式
水道メーターから水道管を通じて直接給水器具に接続する方式をいいます。次の要件をすべて満たす場合はこの方式を採用することができます。
- 建築物の2階部分以下の階のみに給水を行うこと(3階建以上の建築物の場合は3階以上に給水器具を設置しないこと)
- 直結加圧方式でないこと(ブースターポンプを設置する場合は受水槽の設置が必要です)
- 配水管の供給能力を超えないなど一定の条件を満たすこと(詳細は、次の貯水槽水道方式をご覧ください)
- メリット
- 配水管から直接蛇口まで水道水が送られるため「新鮮な水」を使用することができます。
- 配水管の水圧を利用することができるのでエネルギーを有効に活用することができます。
- 電力を使用しないため二酸化炭素が発生しません。
- デメリット
- 貯水機能がないため工事や事故、災害により断水することがあります。
貯水槽水道方式(受水槽方式)
水道メーターから一旦受水槽に水を貯めてポンプや高架水槽を経由して給水器具に接続する方式をいいます。次の要件のいずれかに該当する場合はこの方式とする必要があります。
- 建築物の3階部分以上の階に給水を行う場合(3階建以上の建築物であっても3階以上に給水器具を設置しない場合は直結給水方式も可)
- 直結加圧方式とする場合(ブースターポンプを設置する場合)
- 営業用途により断水することが使用上難しい場合
次の施設は、貯水槽水道方式を必須としています。
- 大規模な集合住宅、工場、プール施設など配水管の供給能力を超えて多量に水を使用する施設
- 入院設備のある医療施設、ホテル、大規模小売店舗など災害、事故、工事、渇水などの断減水時に著しく影響を受ける施設
- クリーニング店、メッキ工場、印刷工場、薬品工場、石油化学工場といった薬品を使う工場など、逆流によって配水管や給水装置内の水質を汚染する可能性のある施設
- メリット
- 高架水槽があれば、停電時に配水管が断水中でも貯留されている分の水が使えます。電気が使える状態であれば受水槽の水も使えます。
- 高架水槽がなく受水槽のみであっても、受水槽に給水栓を取り付ければ貯留されている分の水が使えます。
- デメリット
- 受水槽や高架水槽を定期的に点検、清掃する必要があります。
- 受水槽や高架水槽、ポンプの設置場所が必要です。
- 受水槽で一旦水を受けるため水道管の圧力を開放し、各階に水を上げるため改めて水圧をかけて給水するため、エネルギーを有効に活用することができません。また、ポンプが必要であるため電気代がかかります。
受水槽への非常用給水栓の取付け
受水槽の非常用給水栓
大規模な災害などによる断水に備えて、受水槽に給水栓を取り付ければ応急給水に活用することができるということが、受水槽を設置するにあたり大きなメリットです。
受水槽から各階への給水には電力が必要となるため停電時には受水槽に水があっても利用することができません。受水槽に給水栓を取り付けることによって停電時にも受水槽の水を有効に活用することができます。
関連情報
お問い合わせ
建設部 上下水道課
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ファクシミリ:052-400-2963