高齢者の保健事業と介護予防等の一体的実施
更新日:2025年6月13日
高齢者の保健事業と介護予防等の一体的実施事業について
令和2年4月に「高齢者の医療の確保に関する法律」が改正され、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」という新たな事業が開始しました。
これは、後期高齢者医療の保険者である愛知県後期高齢者医療広域連合と市町村が協力して、後期高齢者の健康づくりやフレイル予防に努める新たな取り組みです。
清須市では、令和6年4月から保険年金課を主担当課とし、健康推進課、高齢福祉課が連携し、愛知県後期高齢者医療広域連合や地域の関係機関等と協力して実施しています。
事業概要
健診や医療、介護に関するデータ等を分析し、地域の健康課題を把握し、高齢者に対する個別的支援(ハイリスクアプローチ)と通いの場への積極的な関与等(ポピュレーションアプローチ)を行います。
高齢者に対する個別的支援(ハイリスクアプローチ)
昨年度の後期高齢者医療健診の結果から、低栄養状態の疑いがある方や、フレイルのリスクの高い方を抽出し案内通知を郵送します。その後、管理栄養士や保健師等が家庭訪問や電話指導を行い、個人の食生活の課題や問題点を把握し改善に向けた支援を行います。
事業実施については、健康推進課へお問い合わせください。
通いの場等への積極的な関与等(ポピュレーションアプローチ)
管理栄養士、保健師等の医療専門職が、地域の運動教室やサロンなどの通いの場に出向き、フレイル予防・生活習慣病予防等に関する講話、健康教育を行います。講話は10分から可能なので、ご希望の団体様は清須市健康福祉部高齢福祉課までお問合せください。
清須市ではストレッチなど体を動かすことを中心とした「やろまいか教室」、椅子に座ってできる体操などの運動を中心とした「いこまいか教室」、タブレットを使い会話を楽しみながら脳のトレーニングに取り組む「チャレンジ教室」など、さまざまな学びの場、活動・交流の場があります。
これらの教室の一部で、市の管理栄養士や保健師等がお話して、参加者のみなさまへ低栄養やフレイルの予防を啓発しています(教室の開催日などは、「介護予防・日常生活支援総合事業」からご確認いただけます)。
事業実施については高齢福祉課へお問い合わせください。
フレイルを予防しましょう
フレイルとは高齢になって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下し、健康な状態と要介護状態の中間にある虚弱な状態をいいます。
しかし、早期の対策や生活習慣の見直しを行うことで、フレイルを予防することができたり、元の健康な状態に回復することもできます。
フレイルは早期発見、早期対策により健康な状態に戻ることもできます。
フレイル予防3つの柱
フレイルを予防するうえで欠かせないのが、「栄養・口腔」「身体活動」「社会参加」の3つの柱です。
この3つは相互に影響しあい、どれかひとつが不足すると他の2つもバランスを崩してしまうため、一緒に改善することが理想です。
フレイルを予防するためには3つの要素が必要不可欠です。
<栄養・口腔>
年齢を重ねると小食になりがちですので、低栄養に注意しましょう。たんぱく質が不足しないように注意しながら、バランスよく3食食べてエネルギーを確保しましょう。日ごろから歯と口の健康にも気を配り、お口の体操をするなど、しっかりと噛んで飲み込める状態にしておくことが大事です。また、歯科医への定期的な受診も大切です。ぜひ、満75歳・80歳 節目年齢歯科健診をご利用ください。
<身体活動>
フレイルのきっかけになりやすいサルコペニア(筋肉や筋力の衰え)を防ぐためにも、歩いたり筋トレしたりするなど適度な運動を続けましょう。
<社会参加>
積極的に外に出て「人と人とのつながり」をつくることは、脳の刺激になるだけでなく、意欲の向上にもつながります。趣味の活動、ボランティアなど自分が楽しめるものに取り組んでみましょう。
毎年受けよう、健康診査・がん検診
毎日の生活習慣を気を付けることに加えて、定期的に健診を受けることで早期に不調に気づき、フレイルを予防することができます。
健診の日程や詳しい内容については、大人の健診(検診)をご確認ください。
がん検診については、健康推進課へお問い合わせください。
お問い合わせ
市民環境部 保険年金課
清須市役所北館1階 (〒452-8569 清須市須ケ口1238番地)
電話番号:052-400-2911(代表)
ファクシミリ:052-400-2963