フレイルを予防しましょう
更新日:2024年8月15日
フレイル(虚弱)とは
フレイルは予防、改善できます。
年齢を重ねることでからだや心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態を指します。健康な状態と介護を受けなければならない状態の中間の状態を指します。
フレイルの段階で適切なケアを行うことで健康を維持し、自立した生活を続けることができます。
フレイルチェック
質問1 | 半年で2kg以上の体重減少がありましたか |
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質問2 | 以前に比べて歩くのが遅くなりましたか |
質問3 | 疲れやすくなりましたか |
質問4 | 筋力(握力)が低下したと思いますか |
質問5 | ウォーキング等の運動を週に1回以上していますか |
(改訂J-CHS基準を改変して作成)
チェック判定
当てはまる項目が多いほど、フレイルの疑いが高まります。
1から2つ プレフレイル(フレイル予備軍)
3つ以上 フレイル
フレイル予防3つのポイント
栄養(食と口腔)
バランスの良い食事
・適正体重を意識しましょう(体重計に乗りましょう)
・たんぱく質をしっかりとりましょう
・噛み応えのある食材を選んで、よく噛んで食べましょう
運動
適度な運動で体力づくり
・ウォーキングや筋力トレーニングなど適度な運動を続けましょう
社会参加
積極的な社会参加
・自分にあった社会参加の方法を見つけて、積極的に地域活動に参加しましょう
オーラルフレイルについて
オーラルフレイルとは、加齢による衰えのひとつで、食物を噛んだり飲み込んだりする機能が低下したり、滑舌が悪くなったりする等口に関連する機能が低下しつつある状態のことです。
かかりつけ歯科医をみつけましょう
オーラルフレイルを放っておくと、噛めないものが増えやわらかいものを食べることが多くなり、栄養が偏ることで低栄養や筋力が低下し、口腔機能や心身機能の低下につながります。
オーラルフレイルを予防するためには、かかりつけ歯科医を持ち、口のささいな衰えに気をつけ、バランスの良い食事をとりましょう。
ヒアリングフレイルについて
ヒアリングフレイルとは、聴覚機能の低下による身体の衰え(フレイル)の一つを示し、「聴覚機能の衰え」つまり難聴を意味するとともに、難聴によって周囲の関わり合いが大きく変化し、フレイルに陥ってしまったり、フレイル傾向となってしまうことを含んでいます。
周囲が聴力の低下に気づかず、この状態を放置するとその他のフレイルと同様に心身の活力の衰えが進み、認知症やうつ病となるリスクが高まることが懸念されています。
ヒアリングフレイルの症状
このような症状があったらヒアリングフレイルかもしれません。
話かけても以前より反応しなくなった
外出することが億劫になった
部屋に引きこもることが多くなった
以前よりも怒りっぽくなった
大好きだったテレビを見なくなった
以前に比べ会話が難しくなった
ヒアリングフレイルリスクの評価方法
【本人向け】
1 | 家族にテレビやラジオの音量が大きいと言われることがよくある |
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2 | 相手の言ったことを推測で判断することがある |
3 | 外出することが億劫になった |
4 | 会議や会食など複数人の会話がうまく聞き取れない |
5 | 話し声が大きいと言われる |
6 | 会話をしている時に聞き返すことが増えた |
7 | 大きな声で話しかけられてもうまく聞き取れず聞こえたふりをしてしまう |
【ご家族・周囲の方向け】
1 | 難聴の方と話す際に必ず大きな声になってしまう |
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2 | 何度も同じことを話す必要があり疲れる時がある |
3 | 難聴の方と話すことが億劫と感じてしまう時がある |
4 | 難聴をきっかけに両親との会話が減ってきていると感じる |
5 | 話かけられても曖昧な返事をしてしまう時がある |
※注意1:「ヒアリングフレイルについて」の項目は、「ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社」の許可を得て掲載しています。(無断転載禁止)
※注意2:「ヒアリングフレイル」は、ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社を権利者とする登録商標(商標登録第6340673号)です。
ヒアリングフレイルを予防するためには、ご本人やご家族等周囲の方が、聴覚機能の低下に早く気づくことが大切です。難聴になることで生活に大きな影響が出る可能性がありますので、できるだけ早く耳鼻科等専門家に相談することをお勧めします。
一般介護予防事業
フレイル予防のため清須市の介護予防事業をご活用ください。
お問い合わせ
健康福祉部 高齢福祉課
清須市役所北館1階 (〒452-8569 清須市須ケ口1238番地)
電話番号:052-400-2911(代表)
ファクシミリ:052-400-2963