南海トラフ地震臨時情報(調査終了)について
更新日:2025年1月14日
令和7年1月13日(月曜日)午後9時19分ごろに日向灘を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生しました。気象庁では南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を臨時に開催し、この地震と南海トラフ地震との関連性について検討しました。
この地震は、西北西・東南東方向に圧力軸をもつ逆断層型で、南海トラフ地震の想定震源域内における陸のプレートとフィリピン海プレートの境界の一部がずれ動いたことにより発生したモーメントマグニチュード6.7の地震と評価されました。モーメントマグニチュード7.0に満たないことから、南海トラフ地震防災対策推進基本計画で示されたいずれの条件にも該当せず、南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではありませんでした。
ただし、南海トラフ沿いの大規模地震(マグニチュード8から9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に約80年が経過していることから切迫性の高い状況です。このためいつ地震が発生してもおかしくないことに留意し、日ごろから地震への備えを確実に実施してください。
【参考】
国土交通省 気象庁ホームページ(外部サイト)
内閣府 防災情報のページ「南海トラフ地震臨時情報が発表されたら!」(外部サイト)
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