山車紹介
更新日:2014年2月1日
王義之車(おおぎししゃ)橋詰町町内会蔵
山車制作年
享和2年(1802年)
山車のサイズ
重量2.19t、高さ5.2m、幅2.33m、長さ6.3m
からくり人形
王義之(おうぎし)、大唐子(おおからこ)、小唐子(こからこ)、前人形(まえにんぎょう)
みどころ
5輌の山車の中で唯一の離れからくりです。中国の名筆家・王義之を中央に配し、大唐子の肩に小唐子が逆立ちするという、もっとも難しいとされる軽わざを披露します。幕は猩々緋(しょうじょうひ・黒みをおびた鮮やかな深紅色)の無地で、「橋詰町」の文字は王義之流の書家・尾頭広居の筆によるものです。
頼朝車(よりともしゃ)問屋町町内会蔵
山車制作年
享和2年(1802年)
山車のサイズ
重量2.91t、高さ6.0m、幅2.78m、長さ6.40m
からくり人形
源頼朝(みなもとよりとも)、静御前(しずかごぜん)、臣下(しんか)、前人形(まえにんぎょう)
みどころ
静御前の人形が、源頼朝に追われた義経(よしつね)の身をしのんで舞います。舞の途中で扇をパッと開くのがみどころです。大幕には月にこうもりの刺しゅうが施されています。また、山車を曳き出す際に「木遣り」が披露されます。
泰亨車(たいこうしゃ)東六軒町町内会蔵
山車制作年
文化2年(1805年)
山車のサイズ
重量2.56t、高さ6.1m、幅2.88m、長さ6.27m
からくり人形
僧正坊(そうじょうぼう)、牛若丸(うしわかまる)、木ノ葉天狗(このはてんぐ)、前人形(まえにんぎょう)
みどころ
鞍馬(くらま)の僧正ヶ谷で牛若丸が修行する様を演じています。牛若丸が木ノ葉天狗に打ち勝って、薙刀(なぎなた)をキリキリとふり回すのがみどころです。 山車に付けていた惜車(せきしゃ)は他に類を見ないものです。なお、東六軒町には尾張名古屋の林和靖車(りんなせいしゃ)という山車の前人形が保存されています。
紅塵車(こうじんしゃ)西六軒町町内会蔵
山車制作年
享和2年(1802年)
山車のサイズ
重量2.87t、高さ6.0m、幅2.75m、長さ6.31m
からくり人形
大将関羽(たいしょうかんう)、太鼓唐子(たいこからこ)、鳥舞唐子(とりまいからこ)、前人形(まえにんぎょう)
みどころ
中国の三国志演義(さんごくしえんぎ)にもとづき、大将関羽の前で太鼓唐子の太鼓に合わせて、冠をつけた孔雀に変身した鳥舞唐子が「華佗の舞(かだのまい)」を演ずるのがみどころです。人形台の下絵は太田仙草が描いたといわれています。また大幕の「西六軒町」の文字は水谷納斉の筆によるものです。
頼光車(らいこうしゃ)杁西町町内会蔵
山車制作年
明治4年(1871年)
山車のサイズ
重量2.44t、高さ5.7m、幅2.88m、長さ6.09m
からくり人形
大将源頼光(たいしょうみなもとらいこう)、渡辺綱(わたなべつな)、坂田金時(さかたきんとき)、熊(くま)、前人形(まえにんぎょう)
みどころ
足柄山(あしがらやま)での熊退治の場面を演じています。坂田金時が岩を頭上に持ち上げて投げつけると、一匹の熊が飛び出して暴れ回ります。山車の外に物を投げ出すのが他の山車にないところで、唯一動物が登場し、動きのある楽しいからくりです。制作年は五輌のなかで最も新しいものです。
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