下水道を知ろう
更新日:2018年3月13日
下水道のはたらき
トイレが水洗化されます
下水道が整備されれば、浄化槽は不要となります。
下水道のない暮らし
下水道のある暮らし
生活環境の改善が図られます
汚れた水がたまらず、蚊やハエなどの発生を防ぎ、悪臭もなくなります。
下水道のない暮らし
下水道のある暮らし
浸水からまちを守ります
清須市ではすでに雨水管・雨水ポンプ場の整備を計画的に進めています。
下水道のない暮らし
下水道のある暮らし
川や海がきれいになります
家庭などからの汚れた水を下水処理場できれいにしてから河川へ流します。
下水道のない暮らし
下水道のある暮らし
下水道のしくみ
下水道は家庭や工場から排出された汚水の処理と、まちに降った雨水の排水を行います。
清須市の下水道は、汚水と雨水を別々に排除する分流式での整備を行っています。
下水排除のしくみ (分流式)
汚水処理
家庭や工場から排出された汚水は、道路などの地下に埋設された汚水管を流れ下水処理場へ送られます。処理場できれいにされた水は河川などへ放流されます。
清須市の場合は、新川西部浄化センターで処理し、新川に放流しています。
雨水排水
雨は、雨水管から河川などへ放流されます。
清須市では雨水管・雨水ポンプ場の整備を計画的に進めています。
汚水処理のしくみ
処理場に集められた汚水は、沈殿や微生物の浄化などによってきれいな水にされたのち河川などへ放流されます。また、汚水処理の過程で発生する汚泥は、濃縮や脱水、焼却などにより体積を減らしたのち、建設資材や肥料など、さまざまな用途に有効利用されたり、埋め立てられたりしています。
下の図は、愛知県の流域下水道での代表的な下水処理のしくみを表しています。
各施設の説明
ポンプ棟
流入汚水は、地下深く流入してくるため、下水中に含まれるゴミ等をスクリーンで除去した後、ポンプで汲み上げます。
最初沈殿池
汚水ポンプで送られてきた汚水をゆるやかに流して比較的重い固形物を沈殿させます。沈んだ汚泥は汚泥処理施設へ送ります。
反応槽
汚水に活性汚泥を加え、攪拌したり、空気を吹き込んだりします。活性汚泥中には微生物が生息しており、下水中の有機物を栄養分として吸収・増殖して沈殿しやすい「かたまり」になります。
最終沈殿池
反応槽から送られてきた汚水をゆるやかに流し、かたまりになった汚泥を沈殿させ、きれいな上澄みの水は急速砂ろ過池へ送られます。沈んだ汚泥の一部は反応槽に戻し、残りは汚泥処理施設に送ります。
急速砂ろ過池
最終沈殿池から送られてきた上澄みの水を砂の層に通して、細かい汚れを除去します。
放流水
ろ過された上澄みの水は、薬品を注入して消毒したのち河川などへ放流します。
下水道の種類
下水道
下水道には「公共下水道」「流域下水道」「都市下水路」の3種類があります。
公共下水道
主として市街地における下水の排除を目的として、市町村が事業主体として運営する下水道をいいます。下水とは、生活や事業に起因する排水(汚水)と雨水をいいます。公共下水道は、汚水を処理するための終末処理場を有するものと有しない場合があり、終末処理場を有しない場合は流域下水道に接続し、流域下水道の処理場で汚水を処理することとなります。
清須市が整備を進めていく下水道は、流域下水道に接続するものとなり「流域関連公共下水道」にあたります。
流域下水道
公共下水道により排除される下水を受けて2以上の市町村の区域における下水を排除するもので、終末処理場を有するものをいいます。事業主体は主として都道府県であり、汚水処理を目的としているものが多いです。地域によっては雨水の流域下水道もあります。
新川流域下水道は汚水処理を目的とし愛知県が運営しており、この区分にあたります。
都市下水路
雨水の排除を目的として汚水整備に先行して整備する下水道です。
清須市では、昭和30年代より都市下水路の整備に着手しています。
お問い合わせ
建設部 上下水道課
清須市役所南館2階 (〒452-8569 清須市須ケ口1238番地)
電話番号:052-400-2911(代表)
ファクシミリ:052-400-2963